謹啓 謹白の使い方
スポンサーリンク 当サイトにはプロモーション広告が含まれています。

謹啓 謹白の使い方

退職挨拶状のページでも使用しましたが、あらたまった挨拶状では「謹啓」「謹白」を使用することが多いです。

 

例文を再掲すると

 

----------------------------------------------------
謹啓 新緑の候 皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます
                    さて 私こと〇〇〇〇は
このたび三月末日をもちまして〇〇〇〇〇〇を定年退職いたしました
・・・・・省略・・・・・
皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ 略儀ながら
ご挨拶とさせていただきます
                         謹白
令和四年五月吉日
----------------------------------------------------

 

「謹啓」は、主にビジネスで使用する文書やかしこまった手紙の冒頭に使用される「頭語(とうご)」と呼ばれる言葉です。意味は「謹んで申し上げます」というものです。

 

一方の「謹白」は、文書の結びに使われる「結語(けつご)」と呼ばれる言葉で、意味は謹啓と同じく「謹んで申し上げます」というもので、相手への敬意を表しています。

 

「謹啓」はもともと平安時代以前から、朝廷や官庁へ送る文書が「漢文」のみでまとめられていた時代の名残りだそうです。現在では「謹啓」を文頭に置くことが定型化し、結語と併せて使われるようになっています。

 

頭語と結語の関係はキッチリこれというのではなく、いろいろな組み合わせがあります。よく見かける頭語と結語を組み合わせてみました。
実際にはまだまだ組み合わせがありますが、これで実務には十分だと思います。

頭語 結語
謹啓

謹白、謹言、敬白、かしこ
「かしこ」は女性だけが使える(以下同じ)

拝啓 敬具、敬白、かしこ
前略 草々、かしこ
取り急ぎ申し上げます 草々、かしこ
お手紙拝見しました 草々、かしこ

 

このような頭語と結語を書くだけで、改まった感じになりますね。
見た目にもきちんとした文面に受け取れます。

 

 

スポンサーリンク